在宅酸素療法で酸素濃縮器と液化酸素の選び方

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在宅酸素療法を始めるにあたり、病院によっては業者を選べることがあります。

酸素濃縮器と液化酸素のメリット、デメリットを考え、生活に合ったものを選びましょう。


設置場所

どちらのタイプも火の元からは2mの距離が必要です。

  • 火の元
  • ガス台
  • ストーブ

など、直接火が出るもの。


自宅に設置する器材

酸素濃縮器

  •        電力で動きます。電気が必要なので停電時はボンベに切り替える必要があります。
  •        液化酸素と比べると小型で場所をとりません。
  •        6ヶ月に一度の点検が必要です。

液化酸素

  •        液化した酸素が少しづつ気化して酸素が出てきます。電気は使いません。
  •        畳半畳ほどのスペースで1mくらいの高さがあります。空でも50kg近くの重さがあ        ります。満タンで80kg近くになります。
  •        残量が減ってきたら満タンのタンクと交換して貰います。

※酸素濃縮器は電気が必要ですが小型で扱いやすいのが特徴です。

※液化酸素は重たく場所をとりますが電気を使いません。流量の調整幅が広いのも特徴です。


持ち運び酸素

酸素濃縮器

  •        酸素ボンベを使います。
  •        酸素ボンベ運搬車に乗せたりリュックに入れて運びます。
  •        交換は流量調整器具を付け替えて使います。
  •        使用済のボンベは都度電話連絡して交換して貰います。

液化酸素

  •        移動用小型タンクを使います。
  •        リュックもしくはウエストポーチに入れて運びます。
  •        外出時に本体から移動用小型タンクに補充して使います。
  •        本体からいつでも補充できます。

※酸素ボンベは補充の手間がなく直ぐに出かけられます。重量がありますが運搬車を借りることが出来ます。遠出の時は替えのボンベを持ち運び、交換することができます。

※移動用小型タンクは本体から補充する手間はありますが、小さくて軽いので動きやすくなります。補充用の本体タンクがなければ補充できないのが難点です。病院など行く施設においてあるか確認する必要があります。流量1リットルで5時間、0.5リットルで10時間使用出来ます。


パルスオキシメーター

マシモ (酸素濃縮器の業者でこちらでした。)

バッテリー稼働時間 ー 6時間(実際は3〜4時間でバッテリー切れになります。)

外出時のバッテリー切れに備えて充電コードを持ち歩き、施設内では充電している必要があります。

ネルコア (液化酸素の業者でこちらでした。)

バッテリー稼働時間 ー 8時間(実際にきっちり持ちます。)

8時間以内で帰宅できるなら充電コードを持ち運ぶ必要はありません。


実際に使用しての感想

※乳児の頃より使用。

酸素濃縮器

酸素濃縮器は電気代がかかりますが、扱いは楽です。デジタル表示で流量の確認が容易です。

液化酸素は重たく場所もとりますが、電気を使わないので停電時も安心です。また流量の調整幅があるので急な体調の悪化時、流量をあげてSpO2の低下をおさえながら救急車の到着を待つなどの対応が取れます。

酸素ボンベ

外出時、ボンベは補充の手間がなく、補充ミスによる時間待ちなどが発生しないのでスムーズに出かけられます。ボンベは重量があるので運搬車に乗せて歩きます。車で移動するときは交換用のボンベを車内に積んでおくと遠出も可能です。

ボンベは大きく重たいのでベビーカーに積むには工夫が必要です。また、移動に体力を使います。

バスに乗る際、持ち上げるのが困難です。ボンベとパルスオキシメーターを取り付け、子供は乗ったベビーカーはかなり重たいです。手助けを求める必要があります。

液化酸素の補充ミスを繰り返す方はこちらの方が良いでしょう。

パルスオキシメーター(マシモ)

バッテリー容量が少ないのでこまめな充電が必要です。あちらこちらの施設で声をかけて充電させてもらっています。

電車とバスを乗り継いで通院するにはバッテリー容量が少なく、通院途中でバッテリー切れになることもあります。

液化酸素

場所はとりますが停電時も通常通り使えます。

移動用小型タンク

液化酸素の小型タンクは小さくて軽いので歩いて移動するにはとても楽です。ベビーカーを使う時は、ベビーカー下部の荷物入れに収まります。補充できる本体が置いてある施設、病院が限られているので、かかりつけの病院以外、長時間の外出は不可です。

自宅ではいつでも補充できるので、二階に持ち運んで使う。風呂場に持って行くという使い方もできます。ウエストポーチで体に密着させればボンベと比べて身軽に動くことができます。

また短時間の外出が頻回であれば使い勝手が良いです。

パルスオキシメーター(ネルコア)

バッテリーもちが良いので充電コードを持たない移動も可能です。

充電先を考えなくていいのは精神的にとても楽です。(検査日は長くなるので病院での充電はありました。)


オススメ

使用者が小さな子供の場合、介助者がベビーカーを押しての移動であれば軽くて場所をとらない液化酸素がお薦めです。

車での長時間移動をするなら交換用を用意できるボンベがお薦めです。

成長して、デイや通園を利用する頃になると、施設に液化酸素がなければ補充できないのでボンベ使用が一般的になります。交換用ボンベは話し合いにより置いてもらえることもあります。


最後に

業者選択前に十分な説明を受け、行動範囲、移動手段、扱う人の作業能力など、トータルで考慮して選びましょう。

成長して、または大人が使用する場合、旅行を考えることもあると思います。

どちらのタイプを選んでも、業者に相談すると宿泊先に本体を設置したり、交換用ボンベを用意してくれたり、補充先を案内してくれたりするサービスがあります。

不便はあると思いますが、元気に活動する為に必要なものです。

上手に活用して生活しましょう。


今回のまとめ

在宅酸素療法で酸素濃縮器と液化酸素の選び方
設置場所
自宅に設置する器材
持ち運び酸素
パルスオキシメーター
実際に使用しての感想
オススメ
最後に

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