色々な怪我…創傷治療の今!傷口が赤い時はどうする?

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切り傷、すり傷、刺し傷などなど、元気な子供には傷が絶えません。気づくとあちらこちらに傷を見つけることもあります。

小さな傷なら放っておいても自然に治るのでしょうが、ちょっと大きい傷や、傷口が深かったりすると、赤い跡が残らないか心配ですね。

様々な傷を総称して「創傷」と言いますが、最近の創傷治療の様子を見ながら、正しい創傷治療の仕方を探っていきましょう。


色々な怪我…創傷治療の今!傷口が赤い時はどうする?

創傷いろいろな傷

創傷と言うといろいろな傷のことをまとめてあらわす言葉ですが、傷はいろいろなシーンで作られます。

すり傷(擦過傷・さっかしょう)、切り傷(切創・せっそう)、刺し傷(刺傷・しそう)など、軽症のものから、事件や事故で大きな怪我を受けることもあります。

スポーツ中に受けたり、交通事故での怪我、動物にかまれたり引っ掻かれたりして受ける傷もあります。皮膚が大きく損傷する場合もあれば、表面だけではなく脳や内臓など臓器に損傷を受けるような怪我もあります。

軽症の場合は何もせずにいても、いつの間にか治る、いわゆる自然治癒の力が働いて治っていくこともありますが、治るまでに時間がかかったり、跡が残ってしまうこともあります。


これまでの創傷治療の常識

これまで、家庭での治療も含め、医療機関での創傷治療の方法は、まず、消毒液を使用して傷口を消毒することから始めていました。

時には抗生物質入りの軟膏をつけたりします。

傷口を乾燥させることをよしとし、ガーゼを当てるなどをします。

しかし、ガーゼが傷口にくっつき、はがす時に出血したり痛い思いをした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

それでも消毒を繰り返し、毎日ガーゼをとりかえるようにして傷口が乾燥するようにします。お風呂では傷口がぬれないようにして入ったり、禁止したり。

かさぶたを作って治療が終了という流れです。

傷跡が残る場合もあり、傷を受けてから治るまで、比較的長い間、痛みに悩まされることもあり、風呂に入れない、水にぬらさないようにしなければならないなど、生活への制限もありました。


変化する創傷治療

消毒液で傷口を消毒して乾燥させて…という、これまでの創傷治療の常識をしっかり守っているご家庭もあるでしょうし、そのように治療される医療機関もまだまだあるかと思いますが、最近の創傷治療は変化してきています。

湿潤療法といって、傷口は乾燥させないようにする治療方法です。

まず、傷を受けた時には消毒液は使わずに水でよく洗浄します。

水道水で問題ありません。泥や砂など異物がある場合は、丁寧に洗い流します。

軟膏なども使いません。ガーゼを使わず、創傷被覆材で乾燥しないように傷口を保護します(創傷被覆材は薬局やドラッグストアでも数種、みられます)。

水にぬれてもいいので、お風呂に入っても問題なし

。日常生活にあまり制限はありません。創傷被覆材はガーゼのように傷口にくっつくことはありませんので、はがす時の痛みはあまりないようです。

こうしてかさぶたをつくらないようにします。傷跡がきれいで、目立たなくなることが多いです。


傷口を乾燥させない方が良いのはなぜ?

傷口を乾燥させない、湿潤療法は、私達の治癒能力である組織再生力を利用して治す方法です。

怪我をするとジクジクとした液が出てくることがありますが、これは滲出液と言って、体からしみ出る体液で、傷口の細菌を除去したり傷を治す力を持っている液なのです。

傷口を創傷被覆材で覆って乾燥させないことで滲出液が働きやすくなり、皮膚組織の再生がスムーズに行われることになるのです。

これまで傷口がジクジクしていると化膿しているのだと思っていた方も多いのではないでしょうか。滲出液のジクジクと化膿しているのかの区別は、傷口をよく見るとわかります。

傷口が赤く周りが腫れている、熱を持っている、痛みを持っている、膿が出ているような時は化膿していると思われます。

家庭での治療で終わらせず、病院を受診するようにして下さい。大きな傷、深い傷、動物のかみ傷や汚いところでの怪我など菌が入りそうな状況の場合など、医療機関の受診が必要な場合もあります。

不安を感じるような時は病院へ行くようにして下さい。

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