赤ちゃんが吐血? 血便? 新生児メレナと診断されたら

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生まれてきた赤ちゃんのお世話にあれこれ忙しいお母さん、お父さん。

毎日があわただしいことでしょう。

はじめての赤ちゃんならなおさらのこと。

いろいろしなければいけない事も心配なこともあることでしょう。

そんな時、赤ちゃんが血を吐いたり、血が混じっている便をしたりしたら、お母さんもお父さんもパニックになってしまいます。

血を吐いたり血便だなんて、とんでもない病気かもしれないと心配で仕方がないですね。

それは新生児メレナによるものかもしれません。新生児メレナ

聞きなれない病気ですが、どんな病気なのでしょうか。

原因や症状は? 予防することはできるのでしょうか。

新生児メレナについて詳しく見ていきましょう。


赤ちゃんが吐血? 血便? 新生児メレナと診断されたら

新生児メレナとはどんな病気?

新生児期の赤ちゃんの消化管で出血がおこると、口から血を吐くなど血が混ざった状態の便をすることがあります。

これが新生児メレナ、または新生児出血症などと呼ばれる出血性の疾患です。

新生児メレナには、真性メレナと仮性メレナの2種類があり、それぞれ、原因が異なります。

真性メレナは赤ちゃんに問題があり、ビタミンKの不足や、消化管に異常があることが原因でおこります。

まり、出血は赤ちゃんの血です。

一方で仮性メレナである場合、分娩時や授乳のときにお母さんの血液をのみこんでしまい、それを吐き出したり便に混じってしまったもので、血はお母さんの血液です。

仮性メレナであれば一時的なものなので、治療の必要はありませんが、一方で真性メレナと診断された場合には、出血の原因を調べるために検査が必要で、場合によっては薬物療法や外科的手術が必要な場合もあります。


新生児メレナの原因

かつて新生児メレナは、ビタミンKの欠乏が原因の出血性疾患と考えられてきました。

ビタミンKには血液を固める作用があります。

これが不足すると、出血しやすくなったり、血が止まりにくくなります。

しかも、ビタミンKは胎盤を通りにくいだけでなく、母乳にもあまり含まれていません。そのため、生まれて間もない赤ちゃんは、ビタミンK が不足してしまうことがあるのです。

さらに消化管の異常が原因となって、新生児メレナをおこしているということがわかってきています。

腸重積症、食道炎、出血性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、メッケル憩室などによる消化管の異常が原因となって、吐血や血便が発生することもあります。


新生児メレナの治療と予防

新生児メレナには真性メレナと仮性メレナがあります。

仮性メレナは一時的なもので、治療の必要はありません。

まず、赤ちゃんが吐血したり便に血が混じっていたときには、真性メレナか仮性メレナを診断してもらいます。

診断の方法は、血液検査です。

吐いた血や便に混じった血を検査して、お母さんの血か赤ちゃん自身の血かを診断します。

お母さんの血であることがわかれば、それは仮性メレナです。治療は必要ありません。

しかし、真性メレナ(血液が赤ちゃん自身の物)と診断された場合、治療が必要です。

ビタミンK不足が原因であれば、ドロップ等でビタミンKを補充します

消化管に異常があったり、出血が多く貧血をおこしそうな時は、輸血やお薬の投与、手術などを行なう場合もあります。

新生児メレナの予防策として、出産から退院までの間に赤ちゃんにビタミンK2シロップを飲ませてビタミンKを補充することが、多くの病院で行われています。

さらに生後1か月の検診でもビタミンK2シロップを飲ませるところが多くなってきています。

また、母乳にはビタミンKがあまり含まれていませんので、お母さんがビタミンKを多く含んだ食事をするよう、気をつけましょう。

しかし、摂る量は適切に。ビタミンKの摂取過剰は新生児黄疸の症状がひどくなることがありますので、注意する必要があります。

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