滲出性中耳炎!風邪の後テレビの音が聞こえない?

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風邪で鼻が詰まったり、喉が痛かったりするため薬を服用したのち、テレビの音を大きくしたり、後ろから呼んでも反応しないなどの様子が見られる。でも耳は痛がっていないので、どこが悪いのだろうか?

と心配になる。そんな症状はもしかしたら 滲出性中耳炎 (しんしゅつせいちゅうじえん)かもしれません。

放っておくと長期間の治療や手術をすることにもなりかねないこの中耳炎について調べてみました。


そもそも滲出性中耳炎とは?

耳は外事、中耳、内耳の3つの部分に分けられています。

中耳は、外耳からの音を内耳に伝えるとと言う役割を持っています。

鼓膜の奥には骨で囲まれた空間があり、通常空気が入っています。これを中耳腔といいます。

この中耳腔から鼻へつながる管のことを耳管と言います。

この耳管によって中耳腔の空気の換気や炎症物質の排出が行われています。

そしてこの耳管が開いて中鼻腔の圧力がうまく調節されるため、飛行機に乗っている時や高層エレベーターの乗降の際に感じる気圧のための圧迫感が、つばを飲み込むことによって解消されるのです。

滲出性中耳炎はこの中耳腔に液体が溜まって炎症を起こしていることを言います。

通常なら耳管を通して排出されるべき炎症物質が、風邪の鼻詰まりや、何らかの原因で耳管の働きが悪くなると、液体が排出されず溜まったままになってしまうからです。


症状とは

中耳炎と言えば突然激しい痛みに襲われ、熱を伴うこともあることから急性化膿性中耳炎と呼ばれ、子どもなら泣いたりぐずったりするのが通常です。

しかしこの滲出性中耳炎は、鼓膜よりさらに奥にある骨で囲まれた中鼻腔に液体がたまって起こる中耳炎のことを言うため、急性化膿性中耳炎のような熱や痛みを感じないことが多いのです。

急性化膿性中耳炎と滲出性中耳炎を判断するには、このような痛み、発熱、赤く腫れているかの有無で区別されます。

中耳腔に液体が溜まってしまうことで起こる滲出性中耳炎で、一番顕著な症状は、難聴です。伝わるべき音が耳の中でブロックされてしまうのために起こります。

うまく言葉では症状を言い表せない子どもの場合、気を付けて見ておくポイントは以下の通りです。

・テレビの音がいつもより大きくなっていないか

・いつもより話すときの声が大きくなっていないか

・後ろから呼んでも振り向かない、返事をしないことはないか

・耳を今までより触ったり、気にすることはないか

・風邪や鼻炎が通常より長引いていないか

滲出性中耳炎は乳幼児から小学校低学年がかかりやすいと言われています。

もしこのような症状が見られたら、すぐに耳鼻科を受診しましょう。

滲出性中耳炎にかかりやすい、またはかかる可能性がある子どもにはいくつかの特徴があります。たとえば風邪をひきやすく、いつも鼻が詰まっていたり、鼻水が出ている場合や、アレルギー性鼻炎のある子どもは要注意です。


治療方法は?

滲出性中耳炎は耳の治療だけで完治するものではなく、その周辺の器官(鼻、喉など)も含めて治療をしていかないと、再発を繰り返すことになってしまいます。

滲出性中耳炎をおこす原因になったと思われるもの、風邪、咽頭炎、ぜんそく、アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎などの治療をまず行います。

そしてもし中耳腔に水が溜まった症状の場合は、鼓膜を切開して吸引します。

鼓膜には小さな穴が残りますが、数日で閉じてしまい、水を取り除いたことによって聞こえは回復します。


繰り返さないために気を付けること

この中耳炎を繰り返さないためにできる予防としては、鼻や喉に炎症を起こさせないようにすること。そしてもし風邪を引いてしまったら、聞こえに関するポイントを思い出し、子供をよく観察して、おかしいなと思ったら早めに耳鼻咽喉科を受診することです。

冬は乾燥から特に風邪を引きやすい季節のなので、手洗いうがいを徹底し、加湿も忘れずに行いましょう。


まとめ

滲出性中耳炎!風邪の後テレビの音が聞こえない?
そもそも滲出性中耳炎とは?
症状とは
治療方法は?
繰り返さないために気を付けること

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