脳しんとうを繰り返す、セカンド・インパクト症候群の危険

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脳しんとうを繰り返す、セカンド・インパクト症候群の危険

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フィギュアスケートの国際大会の折、試合前の練習時に、羽生結弦選手が他の選手と衝突・転倒した事故をおぼえていますか? 

頭と顎から出血しながらも、結局、羽生選手は包帯を巻きながら出場し、見事滑りきって2位となりました。

怪我をしながらも最後まで滑り切る根性には、見上げたものと思わざるを得ませんが、はたして衝突・転倒事故の後に演技をし続けるのは、正しい選択だったのでしょうか。

脳しんとうをおこしていたのならと思うと、ぞっとします。というのも、セカンド・インパクト症候群 といって、脳しんとうの症状が回復しないうちにくりかえして脳しんとうを起こすと、命の危険があるからです。

羽生選手の場合、脳しんとうをおこしていたかどうかは定かではありませんが、脳しんとうの危険性、セカンド・インパクト症候群の危険性があったのではないのかと思うのです。

命を脅かすことにもつながるセカンド・インパクト症候群。スポーツによる頭部外傷から、いかにして子供の命をまもっていけばよいのでしょうか。


脳しんとうとは

脳しんとうは、頭を打つなど、脳に急激な力が加わった後に、意識喪失や意識障害などの症状があらわれる症状です。

ボクシングやラグビー、柔道などのスポーツでおこるだけでなく、家の中での転倒や階段から落ちる、自転車で転ぶなど、日常生活の中でも脳しんとうをおこすことがあります。

脳しんとうをおこすと、一時的に意識を失ったり、めまい、頭痛、吐き気を訴えることもあります。記憶障害をおこすこともあり、頭を打った前後のことを思い出せなかったり、記憶力の低下がみられる時もあります。

重症度によっては後遺症が残る場合もあり、注意が必要です。


脳しんとう、子供の場合

子供の場合、大人に比べ、脳しんとうの症状は重い傾向にあります。

なぜなら、子供は成長途上、体はまだまだ未発達の段階です。そのため、脳に受けるダメージも大きく、軽い脳しんとうでも吐き気や頭痛をおこすことがあります。

それは一時的な場合が多く、一日安静にしていれば徐々に回復していくと思われます。

しかし、いくら軽い脳しんとうでも、意識障害があらわれ、意識が戻らない、いつもと違っておかしい、というような時は、すぐに医療機関を受診すべきです。


怖い、セカンド・インパクト症候群

脳しんとうで怖いのはセカンド・インパクト症候群です。

脳しんとうを1回おこしただけでは、命にかかわることはまずないのですが、繰り返しおこすと命の危険が増します。

2回目以降は、たとえ軽い脳しんとうだったとしても、脳が大出血する危険があるのです。

脳しんとうをおこしてから、しっかり回復しないうちに再度脳しんとうをおこすと、脳に致命的な損傷が生じる場合があり、障害が残ったり、場合によっては死に至ることもありますので、脳しんとうだから少し安静にしていれば治るなどと軽く見ては危険です。

繰り返して脳しんとうをおこすような状況は避け、もし、おこしてしまった時は、医療機関を受診するなど、適切な対応をするようにしましょう。


最悪の事態を避けるために、周りの大人がすべきこと

脳しんとうは、日常生活の中、スポーツをしているときなど様々な場面でおこり得ます。

子供が転倒したり、スポーツ中に相手とぶつかったりするなど、頭部に衝撃を受けたような時は、周りの大人が注意してあげる必要があります。

小さなお子さんなどはうまく症状を伝えられない事もありますし、無理をしてスポーツを続けようとすることもあるからです。

自転車に乗るときにはヘルメットをかぶるようにするなど、脳しんとう予防も心がけるようにします。

スポーツ時に脳しんとうをおこすようなことがあった時は、充分に休ませる、時には充分な回復があるまで、スポーツを続けることを禁止させることも必要です。

競技団体によっては、脳しんとうをおこした場合、試合に出さないようにする期間を設けるよう忠告したり、復帰までの練習メニューを作成している競技もあります。

スポーツの指導者を含め、子供たちを悲しい事故から守るよう、周りの大人が注意できることは、ぜひしてほしいと思います。


まとめ

脳しんとうを繰り返す、セカンド・インパクト症候群の危険
脳しんとうとは
脳しんとう、子供の場合
怖い、セカンド・インパクト症候群
最悪の事態を避けるために、周りの大人がすべきこと

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