アンパンのトッピングにケシの実って食べても大丈夫?それとも危険?

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子どもから大人まで、大好きな菓子パン、アンパン。

アンパンの表面にはゴマのようなつぶつぶがトッピングされているものがありますが、あの小さなつぶつぶ、なんだかご存知ですか?

トッピングが黒ゴマというアンパンもありますが、ゴマよりも細かいつぶつぶ、あれはゴマではなく、ケシの実 です。

ケシと言えば、真っ先に思い浮かぶのが麻薬ではないでしょうか。

そんな危険なものを子供が喜んで食べるアンパンにのせても大丈夫? 

そもそも、アンパンのトッピングがケシの実というのはなぜ? 

安全性は? 

トッピングにケシの実を使う理由と安全性について考えてみましょう。


アンパンのトッピングにケシの実って食べても大丈夫?それとも危険?

アンパンの歴史

やなせたかしの漫画、「アンパンマン」は国民的なヒーローですね。

漫画のキャラクターにも使われているアンパンは、パン屋さんだけではなくコンビニやスーパーなど、どこでも買うことのできる、いわば国民的な菓子パンと言ってもいいのではないでしょうか。

アンパンの歴史は、明治初期に上ります。

明治7年、元士族の木村安兵衛とその息子英三郎が考案し、木村屋(現・木村屋総本店)で売り出したのがはじめとされています。

アンパンの具材(フィリング)はもちろん餡子ですが、こしあんと粒あんがあり、中身がわかるよう、目印として、こしあんのアンパンには表面にケシの実を、粒あんにはごまをのせるようにしたらしいのです。

これは、木村屋と中村屋で取り決められたことだったそうです。

木村屋のアンパンは、明治8年、4月4日、花見に出かけられた明治天皇に献上され、皇室ご用達になりました。

以来、4月4日は「アンパンの日」となっています。

ちなみに木村屋はアンパンの生みの親ですが、中村屋はクリームパンの生みの親ということです。


ケシの実(種)の安全性

ケシは麻薬の原料となる植物で、栽培は原則禁止されているものです。

ケシを栽培するためには、アヘン法に基づく許可を受けなければなりません。

非常に厳しい条件があり、国内で実際に栽培しているのは、研究のためなど、ほんのわずかです。

ケシからはアヘンが取れ、アヘンを精製してできるモルヒネ、それを科学的に変化させたヘロインは、麻薬に指定されています。

アヘンやモルヒネは医学的には鎮痛剤などとして重要なものですが、麻薬成分を含むものを子供が喜んで口にするものに使っても大丈夫なのでしょうか。

確かにケシからは麻薬成分がとれます。

しかし、それはケシの実、すなわち種からではなく、花が枯れて数日後に実るケシ坊主と呼ばれる果実から取るものです。

ケシの品種にもよりますが、ケシの実、種には麻薬の成分は全く含まれていない、あるいは含まれているにしてもほんの微量です。

そのため、日本では種を持っていても違法ではなく、何ら問題はありません。発芽すると法に触れるので、発芽しないように加熱処理されたものが日本では売られています。

種は煎ると香ばしく、アンパンやケーキに振りかけられたり、七味唐辛子にも含まれるなど、長年にわたって食用として使われてきました。

しかも食用として手に入るものは、日本においてはほとんどが輸入品で、しっかり加熱処理され、発芽出来ないようになっています。

安心して使うことができるのです。


アンパンにケシの実はなぜ?

アンパンの中身を区別するために、木村屋と中村屋の取り決めで始まったトッピング。

でも、どうしてケシの実を使うようになったのでしょうか。

これには諸説あり、ケシの実が香ばしいから、アンパンを考案した際に手本にした西洋のパンにトッピングとしてケシの実が使われていたから、などの説があるようです。

いずれの場合でも、ケシの実やゴマのトッピングのおかげで、食べたい餡子のパンを食することができるのですから、満足ですね。

他にも粒あんには黒ゴマをトッピングしたり、桜の花の塩漬けをのせているアンパンもあります。

子供から大人まで、安心してアンパンを食べていただきたいものです。

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