成長痛に間違えられるオスグッド病―正しい理解と対応を!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
  • 0

SNSフォローボタン

成長痛に間違えられるオスグッド病―正しい理解と対応を!

osuguddo

体がぐんと大きくなる成長期のころに、子供が膝の痛みを訴えることがあります。

思春期、第2次成長期の頃にも膝の痛みを訴える子供もいますが、オスグッド病 と診断されることもあります。

オスグッド病は、成長痛に間違えられたりしますが、成長痛とは全く違うもので、正しい認識をしていないと、痛みが長引くなど、子供にとっても大きな負担となります。

あまり聞きなれない病名ですが、オスグッド病を正しく理解し、膝の痛みに対応していくことが大切です。


オスグッド病とはどんな病気?

オスグッド病とは、10歳から15歳くらいの小・中学生の子供に多く見られるスポーツ障害です。

整形外科医のオスグッド氏と外科医のシュラッター氏の両氏が別々に発見・確認した症例で、正式名称は「オスグッド・シュラッター病(症候群)」と言います。

いわゆる第2次成長期の頃の子供に見られる障害であることから、成長痛の一種と考えられてしまいがちですが、成長痛とは異なるものです。

サッカー、バスケットボール、テニス、バレーボールなど、繰り返しジャンプをしたり走ったりするスポーツをしている子供たちに多く見られます。

成長期の子供は、脛骨粗面と呼ばれる膝下の部分がまだまだ柔らかく、激しい運動で繰り返し負担がかかると、炎症をおこしたり、骨や軟骨の一部がはがれてしまうこともあります。

走る、跳ぶ、蹴るなどの動作をする時には、太ももの筋肉(大腿四頭筋)が伸びたり縮んだりします。

この筋肉は、膝のお皿を介して膝下の脛骨粗面に付着していますが、走る、跳ぶ、蹴るなどの動作を繰り返すことで、付着部分が何度も引っ張られて炎症を起こしてしまうことがあるのです。

場合によっては軟骨が隆起したり、剥がれてしまうこともあり、膝が痛みます。これがオスグッド病なのです。

ひどくなると、膝のお皿の下あたりの骨がだんだんと突き出してきて、痛みが出てきます。赤く腫れたり熱を持ったりすることもあります。


オスグッド病の原因

オスグッド病を発症する大きな原因の一つが使いすぎです。

同じような動作を繰り返し繰り返し行っていると、骨や腱、筋肉などに疲労がたまります。

疲労が回復する前にまた同じような動作を繰り返すことで、さらに疲労がたまり、オスグッド病をはじめ、さまざまなスポーツ障害がおきてしまうのです。

また、膝の痛みは、膝だけが原因ではありません。

体のバランスが崩れることで、不自然な負担が膝にかかり、痛みを発症します。

オスグッド病は、どちらか片方の膝が痛くなることがほとんどです。

痛い方の足をかばうことで、偏った体の使い方になり、もう一方の膝にも痛みが発症してしまうようになります。

このように、偏った体の使い方も原因となって、オスグッド病を発症するのです。


オスグッド病の治療と予防

オスグッド病で膝が痛んでいるのであれば、休息を取ることが大事です。

しかし、オスグッド病を成長痛と同じと考える指導者や周りの大人は、オスグッド病のために膝が痛んでいるのに、成長痛だから成長が止まるまで痛みは続くものだと思い込み、痛みと付き合いながらスポーツをすることを強要します。

さらに子供たちの方も、休むことで選手として活躍できなくなることを恐れ、我慢して運動し続けようとします。

そうなるとオスグッド病は悪化し、痛みがなかなか治らなくなってしまいます。

痛い時は休む、というのが基本です。

オスグッド病も初期であれば痛い時に休むことで、早期に解決することもできますし、また元通りに運動することも可能です。

休まず、中途半端に制限しながら運動を続けるよりも、痛い時にはしっかり休養を取り、ストレッチをするなどしてリハビリに専念することが必要です。

また、運動前にウォーミングアップ、運動後にはクールダウンをしっかりすることは、怪我や筋肉の疲労を防ぐことにつながります。

運動前後のケアをしっかりすることで、オスグッド病をはじめとするスポーツ障害を防ぎ、子供が打ち込んでいるスポーツで、十二分に力を発揮できるようにしてあげたいものです。


まとめ

成長痛に間違えられるオスグッド病―正しい理解と対応を!
オスグッド病とはどんな病気?
オスグッド病の原因
オスグッド病の治療と予防

SNSフォローボタン

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存