急性脳症の発生の仕組みや症状について

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急性脳症の発生の仕組みや症状について

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急性脳症 と聞いて一般的に思いつくのは、最近ではインフルエンザ脳症でしょうか。

でも実際は脳症とはどのような場合に起こり、どのような症状になるのかはあまり知られていません。

急性脳症について調べてみました。


急性脳症とは

ウイルスや細菌の感染により、脳以外の場所で起きた炎症が原因で、脳が急激な浮腫(むくみ)を起こすことを急性脳症と言います。

しかし脳には直接ウイルスや細菌の感染は見られず、原因はわかっていません。

インフルエンザや、水疱瘡、突発性発疹、などのウイルスに感染後に発症することがあり、脳に浮腫が起こるために、おう吐や血圧・呼吸の変化、意識障害、痙攣(けいれん)などがみられるようになります。

発症すると進行が速いため、速やかに医療機関にかかる必要があります。

小さな子どもは急に熱が出た時などに「ひきつけ」と呼ばれる痙攣を起こしやすく、急性脳症と見分けるのが難しいのですが、多くの場合の痙攣は3分から5分間以内に終わるのに対し、これ以上痙攣している状態がが続いたり、痙攣の状態が終わってもずっとグッタリしていたり、呼びかけに反応しなくなる場合には急性脳症がおきている可能性が考えられます。


間違いやすい急性脳症と急性脳炎の違い

「急性脳炎」はウイルスや細菌が脳の中で直接増殖するため、中枢神経の障害が起こる病気です。

代表的なものには、単純ヘルペス脳炎や、日本脳炎があります。

これに対して「急性脳症」は、脳には感染は見られないのに脳以外の場所にウイルスや細菌の感染があり、それによって脳に障害が起こることを言います。

代表的なものはインフルエンザ脳症、HHV-6脳症、ロタウイルスによる脳症などがあります。


起こりやすい時期や、原因と考えられるもの

急性脳症は14歳以下の子どもが多く、特に9歳以下の子どもの発生率が多いと言われています。

急性脳症の一つにライ症候群があり、水痘症やインフルエンザの際に、解熱剤としてアスピリンとを使用したことが要因で脳と肝臓の機能障害を発生した症状があります。

このため、子供が発熱した時に解熱剤を使用するときは、薬の種類をきちんと見極めてから服用させることが大切です。


急性脳症が起こる前の症状とは

急性脳症は、はじめは風邪やウイルス感染の症状が現れます。

その後数時間から数日経った後にうとうとしている時間が長くなる意識障害や、奇声をあげたり、意味不明の言葉を発するなどの異常行動、興奮状態、痙攣、昏睡状態などが現れることが多く、このあたりから脳の浮腫みが急速に進行していると言われています。


急性脳症を防ぐために

細菌やウイルスに感染したのち、脳症へと進行していくことがわかりましたが、少しでも脳症になる危険性を回避するには以下のことに気を付けて生活するしかありません。

①手洗い、うがいをこまめに行う

急性脳症は、インフルエンザやその他の様々なウイルスにより、季節を問わず発症する可能性があります。

インフルエンザが流行る冬場は、手洗いうがいの徹底と、人込みではマスクを着用すると感染しにくくなるでしょう。

また、空気が乾燥する冬場は、部屋に加湿器を置くなどして、ウイルスの侵入を防ぎましょう。

②解熱剤はなるべく医療機関で処方されたものを

高熱でうなされている子どもを見ると、まず熱を下げてあげたい。と思い安易に解熱剤を与えてしまいがちです。

でもそれがアスピリン系の解熱剤だとしたら、急性脳症を発症しやすくなるという報告もされています。

病院で診断の末解熱剤を処方されるまでは、冷たいタオルや冷却シートで熱を冷ましたり、水分を飲ませるなどして、自己判断で市販の解熱剤を飲ませないようにしましょう。

 ③予防接種を受ける

インフルエンザ感染によるインフルエンザ脳症が子どもの脳症の中でも多数起きています。

これを予防するためには、インフルエンの流行前には、ワクチンの接種を徹底しましょう。

予防接種でインフルエンザが必ず防げると言うわけではありませんが、感染しても軽症で済むので、急性脳症の予防にも繋がるといえます。

家族全員が一緒に予防接種を受けて、インフルエンザには万全の対策を立てましょう。

④脳症を疑ったら、一刻も早く病院に行きましょう

どんなに予防をしていても、絶対に急性脳症を防げるという保障はありません。

感染症の後、万が一子供が痙攣を繰り返したり、意識障害を起こったりした場合は、ためらわず、速やかに病院に急ぎましょう。


まとめ

急性脳症の発生の仕組みや症状について
急性脳症とは
間違いやすい急性脳症と急性脳炎の違い
起こりやすい時期や、原因と考えられるもの
急性脳症が起こる前の症状とは
急性脳症を防ぐために

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