突然足の付け根を痛がる?!子どもの股関節炎とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
  • 0

SNSフォローボタン

kokannsetuenn

いつも元気に走り回っている子どもが、突然泣くほど足を痛がり歩けない…なんて事になったらお母さんはびっくりしますよね。

足が痛い」と聞けば「怪我でもしたのかしら?」と思いがちですが、とくにそうした外傷も見受けられない場合、それは「単純性 股関節炎 」かもしれません。

単純性股関節炎とは?

足の付け根にあたる股関節に炎症がおこる病気です。

単純性股関節炎では、炎症により関節液の貯留が見られる場合があるものの、細菌やウイルスの存在は認められず、レントゲンからも関節の変形は見られません。

風邪などを引いた後などに発症する事が多いことから、菌に対するアレルギー反応(免疫機能の異常)や、菌が股関節に入り込んだから、などと諸説ありますが、どれも医学的根拠はなく、炎症がなぜ起こるのか原因はいまだはっきりしていません。

4歳~6歳頃に発症する場合が多く、風邪をひくたびに繰り返す事もあります。

ひどく痛がる様子に親は気が気でなりませんが、単純性股関節炎は一過性なので治れば後遺症は残りません。

基本的には1~2週間で自然治癒するため、薬も必要ありませんが、医師によっては抗生剤が処方される場合があります。

本人は歩けないほど痛く、寝むれない、痛さからパニックになる時などは頓服の鎮痛剤が処方されます。

発症初期症状は同じ! ぺルテス病とは?

同じ股関節炎でも、単純性股関節炎のように楽観視してはならないものもあります。

それがぺルテス病です。

ぺルテス病とは

股関節の血流不足によって、大たい部(太ももの付け根)の骨の頭が壊死し、崩れてしまう病気です。主に5~8歳頃に発症する病気で、運動後に足の付け根や太ももを痛がり、足をひきずるような動作や、可動域の制限などが見られます。

女の子も発症しますが、6:1の割合で男の子のほうが多く発症します。

単純性股関節炎の初期症状と大変似ていますが、発症前に熱や風邪といった病気にかかっていない場合には「ぺルテス病」を疑う必要があります。

ぺルテス病もまた、単純性股関節炎と同じく、発症の原因が解明されていない病気です。

また、この病気は1~3年以内に元の状態へ回復するため、以後継続的に痛みを伴うなどの心配はいりません。

しかし、この壊死が進行している間に股関節へ体重などの付加がかかると、変形した状態のまま回復することになってしまいます。

変形を最小限に留めておかなければ、歩行能力に著しい影響を与えてしまい、手術を要する場合も。変形を進行させないためにも、この期間は体重をかけないようにする必要があります。


まずは整形外科へ受診を

子どもが足を引きずるように痛がれば、まずは整形外科へ受診しましょう。

単純性股関節炎ならば、早急に対処しなければならないほどの病気ではありません。

しかし、発症確率が低いとはいえ、万一ぺルテス病だった場合は早期発見と治療が大切になります。

筆者の身近には5歳のときにぺルテス病を発症し、約2年間入院を余儀なくされていました。足を固定する器具をつけての車いす生活。

彼はいつも快活な子だったので、幼心に「怪我もしてないし、めちゃくちゃ元気なのに、なんでそんな器具をつけなきゃなんないの? かわいそうよ」と思っていました。

それがぺルテス病だったとは当時の私が知る由もなく…。

しかし、きちんと治療したおかげで彼は今も何不自由なく歩行も出来ていますし、大学生になった彼はテニスサークルにも所属して、スポーツも万能です。

子どもが痛みを訴えたときに受診・治療・対処を行なえば、決して怖い病気ではありません。

ペルテス病のように長期の治療が必要な場合もありますが、完治することのできる病です。

なによりも早期発見と治療に努めましょう。


今回のまとめ

突然足の付け根を痛がる?!子どもの股関節炎とは?
単純性股関節炎とは?
発症初期症状は同じ! ぺルテス病とは?
まずは整形外科へ受診を

SNSフォローボタン

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存