子供の登校を苦しませる「起立性調節障害」の症状の数々

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子供の登校を苦しませる「起立性調節障害」の症状の数々

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朝、あなたのお子さんを起こそうとすると

「起きたくない……」

「体がだるい……」

と、毎日のように訴えてくる事はありませんか?

朝の忙しい時間帯にこうした返事が返ってくると、

「何言ってんの!早く起きなさい!」

「どうせ仮病使って学校休みたいんでしょ!」

と、ついイライラしまう親御さんも多いでしょう。

しかしながら、実はこうしたお子さんの訴えが「怠け」「サボり」「仮病」などではなく、れっきとした「病気」である可能性もあるのです。(病気で本当に辛いのにもかかわらず、親御さんからの理解がないというのは苦しいものです。)

本記事では、そのような「誤解されやすい病気」であります起立性調節障害について紹介していきたいと思います。


起立性調節障害とはどのような病気なのか

起立性調節障害(OD: Orthostatic dysregulation)は、

「朝起きられない」「めまい」「立ちくらみ」といった症状を主とする、自律神経失調症の一種です。

ちなみに「自律神経失調症」とは交感神経と副交感神経のバランスが崩れる事によって生じる症状の総称です。

(起立性調節障害の具体的な症状につきましては、次項にて紹介していきます。)

起立性調節障害は別名「起立性低血圧」とも言い、小・中学生の約10%が罹患すると言われています。男子よりも女子の方が罹患しやすい疾病です。

先述しましたように、傍から見ると「学校をサボろうとしている」と誤解されやすいのですが、本人は学校へ行こうと頑張っているのです。学校へ行きたいのですがどうしても起きられないのです。

頑張って登校した後も、体調が優れないために勉強に集中出来ず、成績不良を生じたり、体育の授業が辛くてついていけなかったり、授業中に寝てしまったりする事も起こります。

周囲からは「怠けもの」「だらしない」と言われるようになり、ひどい場合には、本疾病が原因でいじめに遭ったり不登校になってしまうお子さんもいらっしゃいます。

健康なお子さんであっても、「夜更かしをして朝起きられない」という事はありますが、本疾病に罹患しているお子さんは本人の意思や行動とは無関係に体調不良が生じるのです。

そのため、親御さんの本疾病への理解が大変重要になってきます。


起立性調節障害の症状

後述しますように、起立性調節障害の症状は11種類あります。

症状には「大症状」と「小症状」2種類があり、

   「大症状3種類」以上

   「大症状2種類かつ小症状1種類」以上

   「大症状1種類かつ小症状3種類」以上

   ~③のいずれかに該当した場合に「起立性調節障害」と診断されます。

「起立性」という病名がつけられていますように、起立性調節障害は

“立ち上がった時”

に症状が顕れる事が多いです。

大症状

立ちくらみ・めまい

本疾病の主症状です。

急に立ち上がった時に目の前が暗くなったり、視界が白くかすんで見えたりします。

健康な人であれば、急に立ち上がったり長い間立ち続けていたとしても、下半身の血管が適切に収縮し、上半身に血液が行き渡り、結果、体中に血液が循環するというサイクルがうまく働いています。

一方、起立性調節障害の患者は、自律神経の乱れの為、急に立ち上がった時に下半身の血管がうまく収縮せず、上半身に血液が行き渡りません。その結果、血液がうまく脳まで循環せず、「立ちくらみ・めまい」という症状が生じてしまうのです。

起立時の気分不良・失神

本疾病の主症状です。

これも、自律神経のバランスが乱れている事が原因で生じます。

入浴時や嫌な事で気分不良

本疾病の主症状です。

動悸・息切れ

本疾病の主症状です。

これも、自律神経のバランスが乱れている事により、血液循環がうまく働かない事によって生じる症状です。

立ち上がったり階段をのぼったりする際に、心臓の拍動が速くなります。特に、午前中に症状が出る事が多いです。

朝なかなか起きられない

本疾病の主症状です。

目が覚めたとしても、体はだるいままです。


小症状

顔面蒼白

血液循環がうまく働かない為、血色が悪くなります。

食欲不振

特に午前中に多いです。朝食を食べられないお子さんも多いのです。

腹痛

腹痛を生じる方々もいらっしゃいます。

倦怠感

特に午前中に強く、体がだるくて動けなくなります。午後からは徐々に体調が良くなっていき、夜には完全に良くなります。

しかし、翌朝には再びだるくなる……という状態を繰り返してしまうのです。

頭痛

ズキズキした激しい痛みを生じます。

目がチカチカして吐き気を伴う事もあります。

乗り物酔い

ひどく酔ってしまうお子さんもいらっしゃいます。


まとめ

子供の登校を苦しませる「起立性調節障害」の症状の数々
起立性調節障害とはどのような病気なのか
起立性調節障害の症状
大症状
小症状

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