いちご舌に要警戒!川崎病の特徴的な症状の数々

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
  • 0

SNSフォローボタン

kawasakibyou-syoujyou

昭和中期に見つかった恐ろしい病「川崎病」とは

の記事にて、川崎病の症状を大まかに説明しましたが、本記事では更に細かく紹介していく事にします。


【再記載: 川崎病の症状について】

まずは、

昭和中期に見つかった恐ろしい病「川崎病」とは

の記事の内容の繰り返しになりますが、川崎病の症状に関しまして、概要を再び述べておきます。

川崎病は、

何らかの原因で、全身の血管が炎症を起こす病

です。

川崎病には診断基準が存在しており、下記1.~6.のうち、5つ以上に該当すれば「川崎病」と診断されます。

川崎病の診断基準
  1. 発熱(39℃~40℃の高熱が多い)が5日間以上
  2. 発熱して2~3日後、全身に発疹が出る
  3. 両目の充血が起こる
  4. 唇や舌が赤くなる(舌は赤くブツブツになるため「いちご舌」と呼ばれる)
  5. 手足の浮腫(急性期に生じる)・手足の皮むけ(回復期に生じる)
  6. 首のリンパ腺が腫れる
  7. BCG予防接種の痕が赤く腫れる)
  8. 血液検査において、CRP(C反応性蛋白)の値が高い)

また、7.および8.の項目に関しては「参考事項」となっていますが、川崎病の患者が当該項目に該当する事は多いです。


診断基準について、もっと詳しく!

先程、

1.~6.のうち、5つ以上に該当すれば「川崎病」と診断されます。

と述べましたが、それは「大まかな基準」であり、厳密には以下のような基準となっています。

  1. 1.~6.のうち5つ以上が見られると「川崎病」と診断される
  2. 1.~6.のうち、顕われている症状が4つであっても、「検査で心臓の異常が発見」され、かつ「他の病気の可能性が否定」された場合、「川崎病」と診断される。
  3. 1.~6.のうち、顕われている症状が3つであっても、他の病気の可能性が否定された場合は「不全型の川崎病」と診断される。

少々ややこしい基準のように思えますが、要は

原則として、診断基準は①を適用。例外として、②や③の基準も存在する。

という事です。


各症状について、もっと詳しく!

発熱

先程も触れましたが、「主に39℃~40℃の高熱」が「5日間以上」続く事が多いのが特徴です。

5日以内に熱が下がる事はほとんどありません。通常、発熱は1~2週間続いた後に下がりますが、一旦下がった後に再び発熱するケースもありますので、一度下がった後も注意を怠らないようにして下さい。

全身の発疹

先程も触れましたが、「発熱して2~3日後」に発疹を生じる事が多いです。発疹は、

境界が明瞭な、盛り上がりのない、不揃いの、赤い発疹(紅斑)

です。

ちなみに、発疹のかゆみはある人とない人とがいるそうです。

かゆみが強い患者には、その箇所に冷たいタオルなどを当てて冷やしてあげると、幾分かゆみが緩和されます。

両目の充血

結膜の充血が起こり、白目部分が赤くなります。目やにはほとんど出ません。片方の目のみが充血する事はなく、必ず両目が赤くなります。

目のかゆみや痛みは、それ程強くはありません。

唇や舌が赤くなる

川崎病の数々の症状の中でもっとも特徴的なものが、唇や舌の発赤です。

特に舌は

いちご舌(じた・ぜつ)

と呼ばれる特徴的な症状で、「舌が真っ赤になり舌表面の乳頭が腫れ、いちごのようにブツブツに」なります。

この

先程申しましたように、川崎病は「全身の血管が炎症を起こす病」ですから、舌や唇のみならず、口内全体が真っ赤になります。

急性期の手足の浮腫・回復期の手足の皮むけ

ここでいう手足の浮腫とは、

手のひらや足の裏がパンパンに腫れあがり、しもやけのように膨れてしまった状態

の事です。この浮腫は、押してもくぼみが出来ないほどに膨れます。(そのため、「むくみ」とは異なります。)

熱が下がると共にその腫れも治まるのですが、今度は浮腫を生じていた箇所の皮がどんどんむけていってしまいます。症状がひどい場合には、手足全体の皮がほとんどむけてしまう事もあります。

首のリンパ腺の腫れ

首のリンパ腺というところが、親指の頭ぐらい~うずらの卵ぐらいの大きさに腫れます。腫れには痛みを生じる事や、患部が発赤する事もあります。

腫れが生じても、化膿する事はありません。

BCG予防接種の痕の赤い腫れ

全身の発疹や充血・腫れの症状と同様に、BCG予防接種の痕にも腫れが見られます。

予防接種をした箇所は単に赤く腫れるだけでなく、水ぶくれが生じたり、かさぶたが出来たりする事もあります。(他の部位の発疹には、「水ぶくれ」や「かさぶた」といった症状が出る事はなく、発赤のみです。当該患部のみの特徴的な症状といえます。)

血液検査における、CRP(C反応性蛋白)の高値

CRP(C反応性蛋白)とは、

体の中で炎症などが起きると血液中に出現するタンパク質

の事です。

C反応性蛋白の分量が多ければ(つまりCRPの数値が高ければ)、強い炎症を起こしている事になります。つまり、

CRPの値は、炎症反応の強さを示す値

という事です。

川崎病の治療の際も、医師は主にこの数値を見ながら行います。

ちなみに、CRP値に関しては、下記のような基準が設けられています。

  • 0.3mg/dl以下……正常範囲(元気な時では値が0という事もあります)
  • 0.4~0.9mg/dl……軽い炎症の状態
  • 1.0~2.0 mg/dl……中程度の炎症の状態
  • 2.0~15.0 mg/dl……中度~重度の炎症の状態
  • 15.0 mg/dl超……最重度の炎症の状態(冠動脈瘤などの重篤な疾患の発症可能性あり)

一般に、CRP値が0.2mg/dl以下となったら、医師は退院の許可を出す事が多いようです。


今回のまとめ

いちご舌に要警戒!川崎病の特徴的な症状の数々
【再記載: 川崎病の症状について】
診断基準について、もっと詳しく!
各症状について、もっと詳しく!

SNSフォローボタン

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存