小児でも起こる橋本病の症状について

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小児でも起こる橋本病の病状について

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甲状腺の病気として、バセドウ病と並んでよく知られているのが「橋本病」です。

甲状腺を患うのは、大人の女性というのが一般的なイメージですが、小児でもまれに発症することがあります。

名前は聞いたことがあっても、どういう病気なのかご存知でない方も多いのではないでしょうか。

今回は、甲状腺の病気「橋本病」についてお伝えします。


甲状腺の病気「橋本病」とは?

そもそも甲状腺とは、首の左右前方にある内分泌器官で、細胞の新陳代謝を促す甲状腺ホルモンや、カルシウムのバランスに作用するカルシトニンなどのホルモンを分泌する役割があります。

「橋本病」は、この甲状腺が慢性的に炎症を起こしてしまう病気で、「慢性甲状腺炎」とも呼ばれています。

ほかに甲状腺を患う病気では、「バセドウ病」が有名ですね。こちらも同じく慢性的な甲状腺の炎症を発端としますが、それによって甲状腺ホルモンの合成が過剰に高まりすぎるもの(亢進)を言います。

「高橋病」はホルモンの合成に異常がないことが多いものの、ホルモンの合成が低下する場合(甲状腺低下症)があるほか、一時的にホルモンが漏れ出てしまうことがあります。


甲状腺の病気の症状は発症年齢によって違います

甲状腺の役割について先に少し述べましたが、甲状腺ホルモンの役割は身体の発育や成長に深くかかわってきます。

甲状腺ホルモンを自分で作り出すのは、出生後ですが、もちろん生まれてすぐから、ホルモン生成が充分になされるわけではありません。

身体同様に甲状腺器官もまだまだ未成熟だからです。

自己生成分に足りない部分は、母乳を通して補てんされます。

こうして、乳幼児期であっても大人とほぼ変わらない甲状腺ホルモン濃度を維持することができるのです。

しかしながら、甲状腺ホルモンが何かを理由に必要量を得られなくなった時には「甲状腺機能低下症」の症状が現れます。

子どもが「甲状腺機能低下症」により、甲状腺ホルモンが不足すると、子どもの成長の妨げ=症状として現れます。

子どもの身体・機能は、スモールライトで大きくするように均等に大きくなるわけではありません。

胎児期には中核神経の発達、乳幼児期~小児期には骨格や筋肉を中心に小・中学生の頃には下垂体や視床下部、というように各時期において必要な個所に重点を置いて成長していきます。

甲状腺ホルモンは、どの成長においても欠かすことのできないものですから、甲状腺機能低下が起こる時期によって、影響が出てくる箇所が異なります。

甲状腺低下による影響は、子どもの成長とともに病態を変えていきますので、子どもの成長全般に疑問があるときには、迷わず受診しましょう。


遺伝は絶対ではありませんが、注意してあげましょう

甲状腺の病気は少なからず遺伝性があります。もちろん100%ではありませんが、顔や手足の形、しぐさが親子で似るように、体質も似てしまうものです。

ですから、家族に甲状腺の病気を持っているお子さんは、発育に関して気になるところがないか注意深く観察してあげてください。

橋本病のように、甲状腺機能低下を症状とする病気は、出生後しばらくして甲状腺ホルモン検査がなされますから、早期発見されることが可能です。

しかし、その時期以降の発症に関しては注意してあげなければ見つけることができません。

遺伝性に不安がある場合は、小学校入学前に一度検査してみるのもいいでしょう。

橋本病の初期症状の代表格としては、「首の腫れ」が挙げられますが、これは炎症がある程度進んでから見られるようになるものです。

他にも、初期症状には倦怠感やむくみなどがあります。

脳の働きにも影響しますから、計算力が落ちたり、記憶力、思考力、集中力の低下なども起こりますので、子どもの学習低下で気になるときには注意が必要です。

こういった症状は、本人のやる気の問題ではありませんし、自分からシグナルを出すことは極めて難しいものです。

しかしながら、身体の発育にせよ、学習のスピードにせよ、子どもそれぞれですから病気の影響だと見抜くのは難しいかもしれません。

けれども、「変化」にいち早く気づけるのも、また、一番近くで成長を見守る親御さんです。

早期発見が、子どもの成長を助けになりますので、疑わしい症状があるときには早めに受診するようにしましょう。


まとめ

小児でも起こる橋本病の症状について
甲状腺の病気「橋本病」とは?
甲状腺の病気の症状は発症年齢によって違います
遺伝は絶対ではありませんが、注意してあげましょう

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