これからの時期は要注意!!冬場に大流行する下痢,嘔吐

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下痢嘔吐 は胃腸炎でよくみられる症状です。

胃腸炎は老若男女問わず誰でもなりうる病気で細菌やウイルスなど様々なものが原因で発症します。

その中でも冬場に流行することが多いのがノロウイルスとロタウイルスによる胃腸炎です。

これらのウイルスに感染すると激しい下痢や嘔吐がみられることも少なくありません。

ここではノロウイルスとロタウイルスの症状や治療法、感染予防について説明していきたいと思います。


生カキも要注意!!ノロウイルスの感染経路は?

ノロウイルスによる下痢・嘔吐は近年毎年流行しており1年中みられますが、特に秋から冬にかけて流行します。

購入したお弁当を食べてノロウイルスに感染したというニュースをよく見ますが、このようにノロウイルスは食べ物から移ることが多いです。

原因の食べ物は生カキなど貝類が多いとされていますが、はっきり特定出来ていません。

食べ物の他に、ノロウイルスに感染した人の便や吐物を通して移ることもあります。

実は食べ物からの感染よりも人から人への感染の方が数としては非常に多いです。

人から人への感染が多いことが原因でノロウイルスの発生の原因となっている食べ物が特定出来ないとも言われています。

便や吐物の他にもノロウイルスに感染している人の触ったドアノブやおもちゃ、食器などを介して感染することもあります。


みんな経験者?!乳幼児に多いロタウイルス

ロタウイルスもノロウイルスと同じように食べ物や感染している人の便などを介して移ります。

感染力は非常に強く、特にロタウイルスは下痢便によって移ることが多いとされています。

ロタウイルスはノロウイルスより少し遅めの冬から春先にかけて流行することが多いです。

特に0歳~6歳の乳幼児に多くみられ、免疫力の少ない5歳までにほとんどの子供が経験します。

乳幼児の嘔吐下痢の8割がロタウイルスによるものだと言われています。

大人にもまれに移ることがありますが、経験している人が大多数なので症状はほとんど出ません。


どのような症状が出るの?

ノロウイルスもロタウイルスも感染すると同じような症状が出現します。

  • 突然の嘔吐や下痢で始まることが多く、下痢・嘔吐に加えて発熱が一緒にみられることが多いです。
  • ノロウイルスの場合、1~2日の潜伏期を経て症状が出現します。
  • 激しい嘔吐や下痢がみられますが症状自体は長期間続かず1日~3日間で症状は落ち着くことがほとんどです。
  • 長くても1週間以内には消失します。軽度の人の場合は嘔吐がみられない場合もあります。
  • 下痢は激しい場合血便になることもあります。
  • ロタウイルスも同様に1~2日の潜伏期を経て症状が出現します。
  • 1日に5~6回の激しい嘔吐に加え、水っぽい下痢便を頻回に繰り返します。
  • 下痢の特徴として、白っぽい米のとぎ汁のような便がみられます。
  • 発熱自体は長くは続かず、1~2日で解熱することが多いです。
  • ここで注意しなければいけないのが「脱水症状」です。

激しい下痢や嘔吐により多くの水分を失います。

そのため脱水を起こすリスクが非常に高くなります。

特に子供や高齢者は脱水の症状が表面に出てきにくかったり、自分で訴えることが難しい場合も多いため特に注意して観察しなければいけません。

脱水を起こすと頭痛や食欲の低下、だるい感じなど様々な症状を引き起こしますが、脱水が進行してくると血圧が下がったり、意識を失い命の危険にさらされることもあります。

尿の回数や口の渇き、活気の有無などをよく観察し脱水の予防や早期対応をすることが求められます。


治療では何をするの?

ノロウイルスやロタウイルスなどの感染症が疑われたらすぐに病院に受診しなければいけませんが、これらの下痢嘔吐症を治す薬は残念ながら現在ありません。

激しい嘔吐や下痢を和らげる薬の投与や脱水予防の点滴などの対症療法が1番の治療となります。

しかし、下痢は体内のウイルスを体外に排出する役目もしていますから、下痢を完全に止めてしまうと体内のウイルスが排出されず病気の治りを逆に遅らせてしまいます。

薬などはあくまで症状を和らげることが目的になってきます。

治療の中で1番重要なのが、先程も述べた脱水予防です。

下痢や嘔吐によって水分に加え電解質のバランスも崩れている場合がほとんどなので、お茶や水よりもポカリスウェットやOS-1などのスポーツドリンクがお勧めです。

ただし、一気に大量の水分を摂取するとその刺激で嘔吐を誘発させてしまうことがあるので少量の水分を数回に分けて始めは摂取します。

問題がなければ徐々に量を増やしていきます。

嘔吐が激しく水分摂取が難しい場合は点滴で水分を補っていきます

食事は特別制限はありませんが、下痢や嘔吐の症状が強いうちは水分摂取のみにするかお粥など胃腸に優しいものを摂取しましょう。

体調が落ち着いてきたら少しずつ固形のものを食べる様にして下さい。

香辛料やアルコールなど刺激の強い物は下痢を悪化させるため控えて下さい。

また赤ちゃんなど小さい子の場合、頻回の下痢によっておしりがただれる事も少なくありません。

その場合はお尻拭きなどのウェットティッシュでお尻を拭くと赤みが増したり、痛みが強いのでぬるま湯で毎回流してあげるようにしましょう。

ただれが酷い場合は小児科や皮膚科で塗り薬を貰うようにして下さい。



どうやって感染予防するの?

これらのウイルスは非常に感染力が強いため完全に予防することは難しいですが、感染を拡大させないための予防法を挙げていきます。

  1. 手洗い、うがいをする

    基本中の基本ですが、石鹸をつかってしっかり手洗い、そしてうがいをすることが感染予防となります。最近では、アルコール消毒などもよくみられますが、ノロウイルスにアルコールは効果がないので石鹸で手洗いを行うようにして下さい。
    また、ロタウイルスもアルコールだと十分に効果がないと言われています。
  2. 食べ物はしっかり加熱する

    食べ物はしっかり加熱することが大事です。どちらのウイルスも熱に弱いことが分かっています。85度~90度の熱で90秒以上加熱して摂取することが望まれています。また、包丁やまな板など生ものが触れたものも塩素系洗剤や熱湯でしっかり消毒するようにして下さい。
  3. 洗濯物や食器なども別に分けて消毒を!!

    ウイルスに感染している人の洗濯物や使った食器などは次亜塩素酸ナトリウム(塩素系洗剤)で消毒する必要があります。そのため、他の人とは分けて塩素系洗剤でしっかり消毒してから洗濯器に回したり、食器を洗うようにしましょう。洗濯器を回す時は他の人とは別に回して下さい。
  4. トイレやドアノブなども消毒を!!

    また、トイレやドアノブなども次亜塩素酸ナトリウムで消毒する必要があります。塩素系洗剤(塩素濃度約200ppm)に浸したタオルなどで使用する毎に拭き取るようにしましょう。嘔吐などで汚れた床なども同様の方法で拭き取って下さい。
  5. 手袋を着用し、オムツはビニールに密閉して捨てる

    ウイルスの感染者には出来る限り近付かない方がいいですが、子供が病気になってしまった場合はそうもいかないことが多いです。特にオムツ交換のいる場合で下痢が続いている場合はビニール手袋をしてオムツを替えるようにしましょう。またオムツはビニール袋に密閉して破棄し、オムツ交換の後はしっかり手洗いをして下さい。また、感染者に近づく場合はマスクを着用し出来る限り感染を予防するよう努めて下さい。
  6. 予防接種で重篤化の予防

    生後3カ月までならロタウイルスの予防接種を任意で受けることが出来ます生後6週から摂取(経口)することができ、2回または3回接種します。これにより完全にロタウイルスを完全に予防をすることは出来ませんが、症状を軽度に抑えたり、重篤化を予防することが出来ます。


    今回のまとめ

    これからの時期は要注意!!冬場に大流行する下痢,嘔吐
    生カキも要注意!!ノロウイルスの感染経路は?
    みんな経験者?!乳幼児に多いロタウイルス
    どのような症状が出るの?
    治療では何をするの?
    どうやって感染予防するの?

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