なぜ牛乳を飲むと下痢になるの?その原因は?

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成長期の子供にとって欠かせない栄養素カルシウムを手軽にとれる牛乳。

健康にいいというイメージが大変強い飲み物のひとつですが、子供の中には 牛乳 を飲むと 下痢 になるという子も少なくありません。

日本人の多くは乳糖不耐症といわれており、子供の頃から下痢などの症状が出る場合もあります。

早く気付いてあげることで、成長に影響が出ないよう対策を講じましょう。


乳糖不耐症とは?

牛乳などに含まれる成分「乳糖」が腸で分解・吸収できず、水溶性の酸っぱいにおいのする下痢を起こすのが乳糖不耐症です。

乳糖は消化酵素のひとつ乳糖分解酵素(ラクターゼ)によって小腸で分解し体内へ吸収されます。

このラクターゼの働きが弱いと乳糖が分解できず、吸収されないまま大腸へ送られるため、大腸にいる細菌の働きで発酵します。

そのため乳糖摂取後約30分~2時間でガス、腹部膨満、酸っぱいにおいの下痢などの症状が起こります。


乳糖不耐症の原因

  • 先天性
    生まれつき乳糖分解酵素(ラクターゼ)が欠乏または少なく、母乳に含まれる乳糖を出生後間もない時期から分解できずに、下痢や消化不良の症状が続きます。 新生児などは早期に確認・対処しないと、下痢のため脱水症状を起こすなどして 命にかかわることがあります。
  • 風邪などの二次的原因
    風邪などのウイルス感染などで腸に炎症がおき一時的に乳糖分解酵素(ラクターゼ)が減少します。

    分解酵素が減少した上に牛乳などの乳製品を摂取することで乳糖が分解できず下痢を引き起こします。
  • 加齢
    乳糖分解酵素(ラクターゼ)は乳児期にもっとも活性が高く、生後5~6ヶ月頃から徐々に減少してきます。これは母乳中心の栄養が離乳食へ移行するためです。さらに年齢を重ね大人になるにつれ乳糖分解酵素(ラクターゼ)は減少し、働きが弱まって牛乳を飲むと腹痛や下痢をする人が多くなります。

ただし減少度合いや活性度合いには個人差があり、子供のうちに分解酵素が減少してしまうと、学校給食に出てくる牛乳で下痢を引き起こしてしまうので注意が必要です。


乳糖不耐症との付き合い方

  • 先天性の場合
    必ず医師の診断の元、乳糖を含まないミルクを与えましょう。乳糖の摂取を中止すれば下痢や腹部症状は数時間~1日程度で治まります。
  • 風邪などの二次的原因の場合
    原因疾患が治ればやがて下痢も無くなります。
  • 加齢の場合
    成人であれば、牛乳を飲んで下痢をするなら飲まないのも選択肢のひとつです。

しかし、子供の場合はそうはいきません。

牛乳はカルシウムやたんぱく質など、成長に不可欠な栄養素を多く含んだ、非常に優れた食品です。

学校給食にも毎日でるほど牛乳の栄養素は重要視されており、食事から排除するのは子供の発達にも影響を及ぼしかねませんが、無理に牛乳を飲ませ下痢になっていては必要な栄養素も吸収されません。

牛乳の代わりになる食品で下痢を起こさないようにして、しっかり栄養を摂りましょう。


牛乳の代わりになる食品

  • 乳糖分解済みの牛乳を飲用する
    雪印メグミルクの「アカディ」は乳糖の約8割がカットされているので、普通の牛乳に比べ乳糖不耐症の人は下痢になりにくいとされています。

    すこし甘味が付いているため乳幼児には注意が必要です。
  • 豆乳を使用する
    豆乳は牛乳の代用として料理などに使用できます。

    しかし牛乳のカルシウムは豆乳の3倍、必須アミノ酸8種全ても牛乳に含まれているなど栄養素の面では異なります。
  • 乳酸菌飲料を飲用する
    乳酸菌飲料にも乳糖は含まれますが、製造される段階で乳酸菌が一部の乳糖を分解しているため、牛乳に比べ乳糖摂取が抑えられます。

    また小腸到達後も乳酸菌の働きで乳糖を分解するため、下痢になりにくい食品です。
  • チーズなどの発酵乳製品を摂取する
    乳酸菌飲料と同じように製造過程で乳酸菌が一部の乳糖を分解しているため、牛乳に比べ乳糖摂取が抑えられます。

    ただ商品の発酵度合いにより、下痢をすることもあるので子供にあった発酵乳製品を選ぶ必要があります。

乳糖不耐症は個人差が大きく、症状のひどい人は少量の乳糖を摂取しても下痢を起こします。

牛乳だけでなく、乳製品全般に注意して食事を摂るよう心がけることが大切です。


今回のまとめ

なぜ牛乳を飲むと下痢になるの?その原因は?
乳糖不耐症とは?
乳糖不耐症の原因
乳糖不耐症との付き合い方
牛乳の代わりになる食品

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