下痢や腹痛は心のサイン?「過敏性腸症候群」とは?

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下痢や腹痛は心のサイン?「過敏性腸症候群」とは?

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ウイルスや細菌感染、食あたりでもないのに、子どもが度々起こす下痢や腹痛。

はっきりとした原因がない子どもの不調は、親にとって不安なものですよね。

今回は、心の状態が腹痛や下痢を引き起こす「過敏性腸症候群」についてお伝えします。


過敏性症候群ってどういうもの?

下痢や腹痛が起こる原因は、いろいろあります。ノロウイルスやロタウイルスといった細菌性胃腸炎が代表格です。このような病気は一過的な激しい症状を見せ、感染期間を過ぎると症状は治まります。

しかし、一定の期間、排便に伴う腹痛や下痢、また排泄が済むと治まるお腹の痛みを訴えるときには「過敏性腸症候群」かもしれません。

<過敏性症候群とは?>

慢性的な腸の機能的疾患です。

腸管に腫瘍や炎症が認められる病気ではなく、腸管がうまく仕事をできていない状態をいいます。

排便の回数や便の形状が異常になり、腹痛や腹部の不快感をもたらします。


うちの子は過敏性腸症候群? さっそくチェックしてみましょう

子ども(4~18歳)における過敏性症候群の診断は下記の項目を満たした場合とされています。

・腹痛や腹部の不快感が2カ月以上続いている

・排便すると症状が軽減する

・下痢をしたり、便秘になったり、便の状態が変化する

・症状の原因になるような病変が認められない

など

排便は日々の事ですから、日常にこうした不調があることは、こどもの成長にとって好ましいものではありません。

チェック項目では2カ月以上とされていますが、1カ月を経過したあたりでも気になるようなら、一度受診しましょう。

子どもの身体は、大人が思っている以上に心とリンクしているものです。早めに対処してあげることが大切です。


過敏性腸症候群の原因とは?

原因は、完全には分かっていませんが、内臓の知覚過敏が関与していると言われています。

また、遺伝的要因やストレス体験、適応の障害などさまざまな因子が絡み合って、症状となってあらわれると言われています。

また、心身症や抑うつや不安などの精神症状、ADHDやアスペルガー症候群などの軽度発達障害、不登校や引きこもりなどの適応障害と併存する場合も多く見られます。

過敏性腸症候群とともに、へそ周りの強い痛みのほか、排便には関わりのない上部腹痛、偏頭痛などが併発することがあります。

一つの症状にとらわれず、ほかに子どもの不調が隠れていないか、よく観察したり、話を聞いてみるなどしてみましょう。

症状の出方によって、原因を知り得ることができたり、対処・治療に役立ちます。


治療はどうなるの?

痛みの原因が分かったり、病気への理解をしてあげたり、話を聞いてあげるだけで症状がずいぶんと回復することがあります。まずは、ゆっくりお子さんと話してみましょう。

子どもの場合は午前中、特に登校前に症状が出ることが多いものです。

メンタルと生活習慣は影響する部分がおおきいですので、朝に影響をもたらしやすい睡眠のリズム、食生活、排便の改善を根気よく続けることが大切です。

痛みが激しい時には、お腹の状態に合わせた薬の服用や、メンタルの改善を促す少量の抗うつ薬なども有効です。

学校や友達・家庭に対する不安など、環境に影響されたものならば、お子さんや親御さんへの心理療法も必要になるでしょう。

親御さんとしては、早く解決してあげたくて「どうして?」「なんで?」と聞いているうちに、本人への負担になることもあります。

また、お子さんが幼い場合には本人の意図しないところでストレスになっていて、本人も気づいていないこともあります。

逆に、「朝だけだから」「ただの考えすぎ」「お腹の弱い子」と軽視するのも簡単ですが、本人は辛いものです。

「過敏性腸症候群かな?」と思ったら、一度かかりつけの小児科などに受診しましょう。


まとめ

下痢や腹痛は心のサイン?「過敏性腸症候群」とは?
過敏性症候群ってどういうもの?
うちの子は過敏性腸症候群? さっそくチェックしてみましょう
過敏性腸症候群の原因とは?
治療はどうなるの?

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