注意が必要な子供の腹痛、原因のあれこれ

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fukutuu

言葉を発せない赤ちゃんが激しく泣き出す。熱は? お腹が痛いのかしら? 心配ですね。

病院に受診しに来る子供の中で、腹痛 は5~10%を占めると言われています。あまり心配のない腹痛から、風邪による腹痛、重篤な病気の隠れている腹痛と、様々です。

幼児期になれば言葉をうまく使えるようになり、上手に自分の痛みなどを訴えることができますが、お腹が痛いという訴えが、実は他の痛みであることもあります。

子供の状態を見ながら腹痛の原因を見極めることは難しいことですが、緊急に対応しなければならない病気が隠されている事もあるので、たかが「腹いた」と侮らず、しっかり子供の状態を見ることが大切です。


乳幼児期の気になる腹痛、考えられる原因は?

言葉を発することが出来ない乳幼児は、不快な状況を泣くということで表します。お腹が痛い時も泣いて訴えます。

だっこをしても、ミルクをあげても泣きやまないような時は、次のような原因の腹痛ということも考えられるかもしれません。

<便秘が原因の腹痛>

便秘やガスがたまっていることが原因で腹痛になることがあります。

浣腸をしてみることで解決、ケロリと直ってしまう場合も。

小さい赤ちゃんなら、何日か便が出てないような時はお腹のマッサージやベビーオイルを含ませた綿棒使って肛門を刺激することで効果があらわれることもあります。

<腸重積による腹痛>

激しく泣いたと思ったら落ち着く、ということを繰り返します。

腸が内側にめくり込む時に痛みが発します。イチゴジャムが混ざったような血便が出るのが特徴で、早急に医療機関で受診することが必要です。

<ヘルニアかんとん>

いわゆる脱腸によって、はみ出した小腸などがその出口部分(鼠径部:足の付け根)に締め付けられ、元に戻らなくなってしまう状態です。

締め付けられることで血流が悪くなってしまい、その組織が壊死を起こすことがあります。

激しい腹痛だけでなく、嘔吐します。緊急性のあるトラブルですので、至急医療機関を受診して下さい。


幼児期・学童期の気になる腹痛、考えられる原因は?

言葉が上手に使えるようになる幼児期。でも、まだまだあいまいで、自分の具合の悪さを正確に伝えることはできません。時には別の所が痛くてもお腹が痛いと訴えることもあります。

一方、学童期になれば、痛みやその程度も正確に訴えることが出来るようになりますが、逆に我慢したりオーバーに言ったりすることもありますので、子供の様子をよく見てあげることが必要です。

幼児期や学童期になると、次のような原因による腹痛も考えられます。

<胃腸炎が引き起こす腹痛>

胃や腸など、消化管に炎症が起き、腹痛だけでなく、発熱、嘔吐、下痢などを引き起こします。

原因はウィルスや細菌の感染によって起きることが多く、脱水症状になりやすくなるので、注意が必要です。

症状が軽ければ数日で自然に回復していきますが、下痢や嘔吐が激しく、ひどい脱水症状が考えられるような時や、血便がみられる時、激しい腹痛があるような時は、迷わず受診するようにします。

<風邪による腹痛>

風邪をひいた時に熱が出るだけでなく、お腹が痛くなるお子さんもいます。

<心因性の反復性腹痛>

月に何回も、数か月にわたって繰り返し腹痛が続くというものです。医療機関で見てもらっても異常がないという場合、心因性が疑われます。

症状は、おへその周りに痛みを訴え、顔色が悪かったり冷や汗が出ることもあります。

週末や休日、夜間に痛みを訴えることはあまりありません。

登校、登園時間に痛み、短時間で治まります。

親としては登校・登園拒否を疑い、場合によっては痛みすら疑ってしまうかもしれませんが、子供もストレスを感じる現代社会。一度、生活を見直してみることも必要です。

子供の痛みを理解し、安心を与えてあげるだけで症状の軽減を見ることもあります。

<盲腸(急性虫垂炎)>

子供が、盲腸になるというのはあまり多くないように思われがちですが、10代から20代にかけて多く発症しますし、小学生以下の子供でいうと、手術を必要とする腹痛としては虫垂炎が最も多い疾患です。

しかも進行が速く重症化しやすいので、疑われる時は、すぐに医療機関を受診するようにします。


医療機関を受診する時、周りが出来ること

腹痛を訴え、泣いているお子さん。早く原因を知り、痛みを取り除いてあげたいものです。

お子さんを急いで病院に連れて行かなければならないのか、様子を見た方が良いのか、家族の方の判断は難しいところです。

痛みがだんだん強くなる、顔色が悪くなってくる、血便が出たなど、いつもと違うような時は迷わず医療機関を受診しましょう。

他に、嘔吐、下痢などの症状はないか、便の状態はどうか、いつ、何を食べたのかなどを医療機関に伝え、場合によっては嘔吐物や便を持っていく。

そうしたことが医療機関の迅速な判断の手助けになる場合もあります。


まとめ

注意が必要な子供の腹痛、原因のあれこれ
乳幼児期の気になる腹痛、考えられる原因は?
幼児期・学童期の気になる腹痛、考えられる原因は?
医療機関を受診する時、周りが出来ること

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