わが子がバセドウ病?治療中における注意点は

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
  • 0

SNSフォローボタン

甲状腺ホルモンが過剰に作られる病気、バセドウ病

発症率から言うと、20~40代の成人女性に多く見られる病気です。

しかし子供も発症することがあり、イライラしたり集中力を欠く、落ち着きがないなど、病気の発症は、学力低下につながることもあるようです。

バセドウ病の治療は内科的治療、外科治療、放射線治療と3種類の治療方法があります。

一般に子供の場合は、内科的治療が施されることが多いですが、治療中、どんなことに 注意 すればよいのでしょうか。


バセドウ病の基礎知識

バセドウ病は、甲状腺機能亢進症と言い、甲状腺ホルモンが過剰に作られる病気です。

甲状腺ホルモンは、のどぼとけのすぐ下にある甲状腺という臓器で作られるホルモンで、体の発育の促進、新陳代謝を促すなど、子供の成長にとって大切なホルモンです。

甲状腺ホルモンは、多くても少なくても体に様々な変調をきたします。

甲状腺ホルモンが多い状態がバセドウ病に代表される甲状腺機能亢進症です。

バセドウ病は自己免疫疾患の一つで、甲状腺を異物と認識した抗体が、必要以上に甲状腺を刺激することで甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、その結果、体に様々な症状があらわれるのです。

甲状腺の病気は20~40代の成人女性に多く見られ、大人の病気と思われがちですが、子供にも発症します。

思春期以降の女子に認められることが多いですが、まれですが幼児にも発症することがあります。

バセドウ病に見られる症状は、眼球突出、甲状腺の腫れにより首が太く見えるなどが特徴と思われがちですが、子供の場合、そういった身体的な症状よりも、むしろ、いらいらする、落ち着きがない、学力低下、身長の伸びが促進されるなどの症状がみられます。

他に動悸がする、手足の震え、食欲が旺盛だがやせるなども認められます。

バセドウ病は、血液検査によって診断することができます。


バセドウ病の治療方法

バセドウ病は甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで発症する病気です。

甲状腺ホルモンの分泌を抑え、正常化することによって症状は改善されます。

内科的治療、外科治療、放射線治療の3つの方法のいずれかによって治療がなされますが、子供の場合、内科的治療が第一選択となります。

甲状腺ホルモンの合成を抑える抗甲状腺薬を内服しますが、通常、1~2か月ほどで甲状腺機能は正常化することが多いです。

しかし、完治には時間がかかり、長期にわたり抗甲状腺薬を内服しなければなりません。

時には副作用があらわれることもあり、場合によっては外科的治療に切り替えることもあります。


バセドウ病治療中の注意点

甲状腺ホルモンが過剰に分泌されている間は、新陳代謝が異常に活発に行われているということで、体は常に休息を取らずに走り続けているようなものです。

そのため、子供はいらいらしたり、集中力を欠いて学習にも遅れが出たり、成績が落ちてしまうこともあります。

周りとの人間関係がうまくいかなくなって、不登校になりがちになる場合もあります。

そんな時は、無理に学校に行かせることはせず、家で安静にすることも必要です。

ただ、学校の先生には連絡をとり、病気を理解してもらうようにしましょう。

治療が開始されたら、1~2か月ほどで甲状腺の働きは回復してきます。症状も改善してきますので、精神的にも落ち着き、集中力も回復してきます。

学習の遅れも回復し、成績ももどってくるでしょう。

また、治療をしながら学校に通っている場合は、体育の授業をお休みしたり、部活動も控えるようにします。

疲れやストレスは避けるようにすることが大切です。

バセドウ病の治療は長期にわたります。家族には長い目で見守ってあげてほしいと思います。と同時に、周りの人たちの病気への理解が十分にされることを願いたいものです。

SNSフォローボタン

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存