子どもの「ADHD」の特徴と注意して見守りたいこと

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
  • 0

SNSフォローボタン

adhd-kodomo

ADHD」という発達障がいがあることは近年になって広く知られるようになりましたが具体的な特徴を理解している人はそう多くありません。

実際にどういった特徴があり、どんなことに注意をはらって見守るのが良いのか、子ども の頃だからこそ注意が必要な場面を例にあげながら「ADHD」という特徴を持つ子どもとの関わり方について考えましょう。


「ADHD」の原因は親の育児やしつけのせいではない

「ADHD」の子どもはよく周囲から「気になる子」、「落ち着きが無い子ども」、「乱暴もの」などと見られ、それらの責任の所在として親のしつけや生活環境が悪いことが理由だと思われてしまうことがあります。

しかしこれは全くの誤解です。「ADHD」は脳機能に障がいをもつために「不注意」、「多動性」、「衝動性」という3つの特徴が現れる言動により、生活や人間関係に支障をきたしてしまう発達障がいの1つです。

生活環境やしつけが上手くいかなかった為に「ADHD」の素養を元々もっている子どもの症状が悪化するということは勿論あり得ます。

だからといって親のしつけが悪かったから「ADHD」になるなんてことは無いのです。

もし「ADHD」のお子さんが居て自分の育児が悪かったからと自分を責めたり、他人から叱責されてストレスを抱えている方がいれば、自分の責任ではないことを理解し、そして周りの理解を得られるようにしましょう。


「ADHD」の子どもの悩み

「不注意」や「多動性」、「衝動性」というのは幼い頃は誰しもがもっています。それが成長にともなって社会に適応しようとする中で、それらの特徴というのは影を潜めるようになっていきます。

その時期にも個人差はあるものですが、「ADHD」という発達障がいではそれらの特徴がその子の意思とは関係なくずっと続いていきます。

それにより集団生活になじめなかったり、親や先生など周囲から注意を受ける経験が多くなってしまい自信を失ってしまう子どももいるのです。

特徴的な行動の具体例

ここでは主に幼稚園や保育所、学校などの幼少期の集団生活にしぼって具体例をあげてみます。

  • 他の友だちの玩具を取ってしまう

  • 遊びや玩具に集中できずふらふら動き回る

  • 順番やルールを守ることが難しい

  • 忘れ物や失くし物が多い

  • 授業中に喋ったり、席を離れてしまう

  • 宿題や他人に借りたものを忘れる(宿題がでたことや借りたこと自体を忘れることもある)

  • 注意が他の物に移りやすく行動が止まったり、目的とは違うことをしたりする

  • 集中してしまうと途中で止めることが難しい

など

二次障がいを止めることが大切

集団生活の中で具体例のような行動をしてしまうと人間関係の悪化を招いたり、注意を受けることが多くなります。

「ADHD」の子どもはそういった負の経験が人よりも多くなってしまうことで自分への自信がなくなってしまったり、学校や友だちを嫌いになってしまうこともあります。

それらが更に進むと「うつ病」や「依存症」などの新たな障がいへと繋がってしまうこともあるのです。

こうした二次障がいを招かないように環境を整える努力や心のケアが親や先生、周りの大人には求められます。

大切な命を守る

また、交差点での飛び出しや駐車場で走ってしまうなども幼少期に多く見られる特徴的な行動であり、事故を防ぐためにしっかりと理解して対策をしたいものです。

交差点では信号自体が見えていなかったり、歩道の先にある目的地に意識が向かってしまい信号を見落とすなどの理由が考えられます。

駐車場ではいろいろな種類の車に注意がそれてしまったり、目的地や自分の乗る車にだけ意識が向いて近づいてくる車に気がつかないなどの理由が考えられます。

どちらも小さい時には必ず誰かが手を繋いでいる、出かける前に約束をする、約束が守れたらたくさん褒めてあげることなどが具体的な対策として考えられます。

子どもが自信を持って生活を送るには?

心理学の考え方に「スモール・ステップ法」というものがあります。

簡単に言いなおすと「些細なできることから少しずつ課題を広げて目標達成を目指す方法」です。

「ADHD」の子どもは意思とは違う部分で注意力が足りなくなってしまったり、目移りしたり、順番を守ることができなかったり悩んでいます。

そして「できない自分」を責めてしまう子もいるでしょう。

そうして自信を失ってしまわないように、まずはその子のできることを大いに認めてあげることから始めてみましょう。

そしてそのできることを少しだけ広げてみる、ちょっとだけ時間を長くしてみる。

できたら子どもと一緒に喜びましょう、そして「あなたはできない子じゃないよ。こんなことができるじゃない」と伝え続けてください。

そうした「成功の経験」をたくさんしていく中で子どもは次第に自信を持てるようになっていきます。


「ADHD」の子どもをもった親の悩み

「ADHD」の子どもがいる親もまた多くの悩みや不安を抱えていることでしょう。子どもの人間関係や将来、進学、就職、それに世間からの目線。

時には育児の中で感情があふれてしまう事もあります。でも、自分を責め過ぎてはいけません。

良い子育てとは

子どもを大切に思い、子どもが笑顔でいきいきと自分らしく生活している。とても素敵ですね。

では、そのために親が自分の感情をしまいこんでしまったり苦しんでいたとしたらそれは本当に「良い子育て」と言えるのでしょうか。

そうです、「良い子育て」には子どもの笑顔だけでなく親の笑顔も必要不可欠なのです。

「ADHD」の子どもがいる親は周りの理解がないと育児にその責任を負わされてしまったり、時にはしつけの至らなさに叱責を受けることもあるかもしれません。

そうならない為には、本当の意味での「良い子育て」を実現させるためにはまずは子どもの「ADHD」という特徴をよく理解しましょう。

そしてそれを周りの人にも理解してもらう努力が必要になります。保育園や幼稚園、学校では個別の対応を取ってもらえるように相談をするのも良いでしょう。

時には子どもと離れて息抜きをする時間を作り、再び穏やかに育児をする為にリフレッシュをすることも必要です。

それにはやはり配偶者や友人の理解が必要になります。

「ADHD」を個性を理解して、周りの理解ある支えの中でお子さんも親も笑顔でいきいきと生活ができる「良い子育て」を目指しましょう。


今回のまとめ

子どもの「ADHD」の特徴と注意して見守りたいこと
「ADHD」の原因は親の育児やしつけのせいではない
「ADHD」の子どもの悩み
「ADHD」の子どもをもった親の悩み

SNSフォローボタン

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存