「ADHD」のお薬で知っておきたい副作用と注意点

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ADHD」の薬は本当に安全なのか?現在「ADHD」の薬において「ADHD適応症の薬」と日本で認定されているのは「メチルフェニデート」と「アトモキセチン」の2種類のみになります。

そもそもとして 副作用 とは何か、何故起こるのかを説明しながらその2種類の薬を服用する時に気をつけたい服作用と注意点について紹介します。


主作用と副作用とは?

薬には「主作用」と「副作用」というものがあります。風邪薬を例にすると「主作用」とは鼻水をおさえる、熱を下げる、頭痛をやわらげるなどがそれに当たります。

その一方で時として強い眠気がきたり、お腹の調子が悪くなったり、食欲が低下したりと思わしくない効果が現れることがあります、これを「副作用」と言います。

副作用が起きる原因

副作用が起きる原因は様々です。一番大きな原因は薬の持つ成分によって本来の目的を果たす過程で違った作用が出てしまうものです。

また、その人の体質であったり、身体の調子であったり、同じ成分を主とするものでも薬が異なると副作用が出ることもあります。

副作用が見られたら医師に相談を

「ADHD」の薬に限らず処方箋を服用していく時に効果(主作用)が見られていても、身体の調子が普段と何かが違う(副作用が見られる)なと感じたら処方した医師に相談するようにしましょう。

必要によって薬の変更をする時もあるかもしれませんし、副作用が強いのにも関わらず医師に相談せずに服用を続けたことで症状が悪化し入院や最悪の場合命にかかわる事態も無いとは言えません。

医師も慎重な判断のもとで薬を処方しているので命に関わるほどの副作用というのはめったにありませんが、安全に治療を進める為にも副作用が見られたら医師への相談を忘れないようにしましょう。


メチルフェニデート(コンサータ)の副作用と注意点

メチルフェニデートは「コンサータ」という薬品名で処方されます。同じメチルフェニデートの薬に「リタリン」というものもありますがこちらはナルコレプシー症候群にのみ適用されます。

メチルフェニデートは大人の「ADHD」でも子どもの「ADHD」でも使用され、即効性に優れ12時間効果が持続するので通学前や通勤前に服用することで日中に効果を発揮してくれます。

メチルフェニデートの主作用

「ADHD」の3つの特徴である「不注意」、「多動性」、「衝動性」をおさえる効果があると言われています。メチルフェニデートは中枢神経刺激薬と呼ばれるもので脳に直接作用し不足しているドパミンやノルアドレナリンの濃度を調整します。

主な副作用
  • 口の渇き
  • 食欲不振
  • 便秘や吐き気
  • 不眠
  • 頭痛
  • 体重減少(子どもの場合には成長の遅滞)

など

服用時の注意点

覚醒作用があるので午後に服用してしまうと睡眠に影響が出てしまうので禁止されています。また心血管系に影響が出ることもあるために定期的に心拍や血圧の測定を行うので診察はきちんと受けましょう。

コンサータは除法剤という体内でゆっくりと溶け出す薬になっています。

服用の際には噛み砕いたり口内で溶かしたりせずに水でしっかりと飲み込んでください。

子どもの服用の際にもきちんと飲み込んでいるのか確認する必要があります。


アトモキセチン(ストラテラ)の副作用と注意点

ストラテラはコンサータに次いで国内で承認された「ADHD」に対する薬です。メチルフェニデートは即効性に優れていましたが、アトモキセチンは効果が出始めるまでに2週間ほどかかり、効果が安定するまでに子どもで4週間ほど、大人は6週間ほど時間を要します。

アトモキセチンの優れた点は不安・緊張などの精神疾患を抱える患者さんも服用できることと、副作用がメチルフェニデートに比べて少ない、軽いということです。

アトモキセチンの主作用

アトモキセチンはメチルフェニデートと異なり非中枢神経刺激薬に分類されます。成分であるアトモキセチンは脳内のシナプスと呼ばれる神経伝達物質の渡し役である器官でドパミンやノルアドレナリンを回収するトランスポーターのみを阻害します。

「ADHD」ではこのトランスポーターの回収する働き(再取り込み)が過剰に起こりドパミンなどの濃度が低くなることで症状が出ると考えられている為、その回収する働きを止めることで症状の改善をします。

主な副作用
  • 食欲不振や吐き気などの胃腸症状
  • 眠気
  • 頭痛

など

服用時の注意点

飲み合わせが悪い薬もあるので服用開始から2週間ほどの間で別の薬を飲んでいた場合には医師に伝えるようにします。

服用の開始期や薬を増量した時に副作用が現れやすいので注意して様子を見るようにしましょう。

効果が出るまでに時間がかかりますが、すぐに効果が出ないからといって勝手な判断で断薬をしてはいけません。


一般製剤に関して

最後に「ADHD」の薬をインターネットなどで調べていると「コンサータ」や「ストラテラ」のような承認薬ではない一般製剤や海外の薬に関する記述が多く出てきます。

「米国など海外では一般的に処方されている」「(他の疾患の処方箋であるにも関わらず)ADHDにも効果がある」などといった内容のものも散見されますが勝手な判断での薬の服用は非常に危険ですので絶対にしてはいけません。


今回のまとめ

ADHDのお薬で知っておきたい副作用と注意点
主作用と副作用とは?
メチルフェニデート(コンサータ)の副作用と注意点
アトモキセチン(ストラテラ)の副作用と注意点
一般製剤に関して

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